君の笑顔を守る為なら私は。


「私には笑顔なんて向けてくれたことなかったから、鳴海の笑顔が大好きで、その笑顔を守りたいって思った」



わたしはめったに見れないから、その笑顔を大切にしたかった


「でも、その笑顔を守る為には私は必要無いんだって気付いて、必要なのは遥ちゃんで、むしろ私は邪魔なんだって。」


大好きなのに、鳴海には1ミリも届いてない気がして、怖くて、その笑顔が唯一の救いだった




「だから、半年記念日で別れようって思ったの。すぐに別れる勇気は持ち合わせてなかったからさ。半年記念日までは別れないって言うのが私の最後のわがままだよ」



でも、鳴海からしたら、付き合ってって言うのもわがままだったかもしれないなぁ。
今更だけどあの時の自分に言ってやりたい

鳴海にとって迷惑でしかないから、告白なんかしないで、鳴海の幸せを取らないであげてって。



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