君の笑顔を守る為なら私は。
「はぁ、ほんと風海って馬鹿だよなぁ」
「ごめっ、ん」
「違う、全部違う。俺が風海を信用してない訳ないし、風海に迷惑してた訳ないし、遥を好きなわけない」
え?じゃあ、私の事信用してくれてたの?
迷惑してなかった?
遥ちゃんの事好きじゃない?
「まず母さんの事言わなかったのは、その話したら風海泣くだろ。風海の泣き顔は見たくないって言ったって今泣かせちゃってんだけどさ」
はっ、と乾いた笑いをする鳴海
「遥はただの友達。つか、彼氏いるし。で、その俺が笑ってた?ってのは……多分風海の話してる時。」
「わた、しの話?」