君の笑顔を守る為なら私は。
*番外編1
これはこれで困る
あの後、ほんとに鳴海なのか、と思う程にデレデレな鳴海。
「……ねぇ鳴海、すっごいさらーっと後ろから抱きつかないでよ。勉強に集中出来ないでしょーが」
今は、放課後。
私の家で勉強会を開いている最中だ
私はテーブルに教材を広げ、勉強に集中する、が。
「やだ、寒い」
鳴海はさっきから私の背中にくっついてくる。
「暖房ついてるんだから寒くない」
「風海が温かいのが悪い」