ひなたぼっこ~先生の、隣~【完結編】
駐車場に着くと、先生が車のエンジンをかけて待っていた。
運転席に座り、どこか遠くを見ているー…
やっぱ、先生…何かー…
「す…すいません。遅くなりました」
助手席のドアを開けながら言った。
「!…いや、終わったのか?採点」
「はい。なんとか」
「そっか、良かった。じゃあ、待たせちゃいけないから行こうか」
「はい」
車は、私の家に向かって走り出した。
車内では、学校であった出来事や香奈と立川くんの話題を話した。
本題には怖くて、触れなかった。
先生は、何を考えているの?