幼馴染はどこまでも俺様過保護
「蒼海さん?もしかしてオメデタですか?」
澪ちゃん達と私のやり取りを聞いていた匙さんから聞かれる。
皆んなに黙っていたけど、もう隠すことは出来ないからと
「う、うん」と小さな声で返事をした。
すると「えっ!蒼海さん妊娠してるんですか!?」と、大きな声を出す林さん。
そんな大きな声出さないでよ
恥ずかしいじゃない…
「蒼海?妊娠って…本当か?」
離れた場所に居た隼翔が、林さんの声で慌てて来て私の両肩を掴んだ。
「うん。…4ヵ月に入ったとこ」
「なんで俺に言わない?なんで俺が知る前に澪が知ってるんだ?それもあの男まで知ってるってどういう事だ!?」
隼翔にはまだ妊娠の事は話していなかった。澪ちゃんとはよく連絡を取り合っていた。