幼馴染はどこまでも俺様過保護
隼翔は急ぎ服を脱ぐと、私に抱かれてご機嫌だった未来翔を私から奪い取った。するとご機嫌だった未来翔は急に私から離され泣いてしまった。
「ちょっと!いくら未来翔が可愛いからって、そういう態度は良くないと思うよ!?」
「いいから蒼海は早く服を着ろ!」
「たまには良いじゃん?私がお風呂に入れたって」
「ダメだ!俺が風呂入れる」
隼翔は泣き出してしまった未来翔を、あやしながらバスルームへと入って行った。
もうっ!
たまには良いじゃん
私が未来翔とお風呂に入れたって!
私はいつまでも、あられもない格好でいる訳にもいかず、脱いでしまった服をもう一度着た。
さっきまで未来翔の泣き声が聞こえていたが、お風呂が気持ちいいのか、今は未来翔の笑い声が聞こえる。
楽しそう…
未来翔がいつでも出れるように、バスタオルを持ってバスルームのドアの前で待っていると、隼翔が未来翔に何やら話聞かせていた。
「未来翔、よく聞けよ?ママは俺の女だ!ママの裸を見て良いのも触って良いのも、パパだけなんだぞ?」
「………」
何言ってるの…
未来翔は私達の子で
まだ、生まれて間もないのに
「オッパイの事だって本当はイヤなんだからな!?」
イヤってどゆ事?
「ミルクにしてやりたいけど、パパは我慢してるんだぞ?可愛い未来翔だからな?だから、飲む時はオッパイを触らず飲め!そして出来るだけ早くママのオッパイ離してくれよな?」
はぁ…?
なんなのそれ
未来翔はオッパイを飲む時、私のオッパイに手を添える。隼翔はそんな未来翔の手を退ける事がある。それはお乳を飲む、未来翔の可愛い口元を見たいからだと私は思っていた。たが、違ったようだ。
未来翔に嫉妬…?
たからさっき…
私から未来翔を奪い取ったんじゃ無くて、未来翔から私を離したんだ…
隼翔が帰ってきた時、私は裸で未来翔を抱いていた。未来翔は、お腹はまだ空いていなかったから、乳房を加えていなかったが、小さな手で乳房を触っていた。
マジですか…