幼馴染はどこまでも俺様過保護

私は急ぎ窓枠に手を付き右足を窓枠に掛けたところでガチャッとドアが開いた。振り返れば、驚いた顔の男が立っていた。

そりゃー驚くだろう?私の姿と言えば、長い髪が枝に引っ掛からないように、持っていたハンカチでほっかぶりしていて、まるでひと仕事終わらせ逃げ帰る所を家主に見つかったマヌケな泥棒だ。

「お前何やってんだ!?」

「お願い、助けて!私、まだ死にたくない!」

私は怯え男に懇願する。

「なにやってるの危ないじゃない!」

男の後ろから女が慌てて私の元へ駆け寄る。私は捕まらない様に、枝へ手を伸ばし逃げようとしたが枝を掴みそこなりバランスを崩した。

キャー 落ちる!!





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