幼馴染はどこまでも俺様過保護
「おじ様、おば様、もし宜しければ、ここに一緒に住んではダメですか?」
私以外の皆んなが目を丸くして驚いている。
やっぱりダメかな…
「蒼海ちゃん、良いの?」
そう聞いたのはおば様だった。
「はい。隼翔と結婚するという事は、おじ様やおじ様、澪ちゃんとも家族になるわけですから、迎えていただけるなら嬉しいです」
おじ様は「それなら離れをリホームしてあげるからふたりで住みなさい」と言って下さった。
私が今使わせてもらってる部屋でいいと言うが、それは皆んなに却下された。
「狭い部屋だし新婚さんに可哀想だわ」とおば様が
全然狭くない。私のアパートの部屋より広い。
「お兄ちゃんのキスシーンは2度と見たくないです!」
澪ちゃんはパーティーの控室での事を言っているのどろう。あれは恥ずかしかった…
「一緒風呂入ったり出来ないから、絶対嫌だ!」
えっえー… 隼翔は何を言い出すの?
「絶対に入りません!」
「ハァ?入るに決まってるだろ!」
「嫌です!」
そんな馬鹿な私達のやり取りを見て、おじ様達は笑い、
「折角離れがあるんだからリホームして二人で使えばいい」と言ってくださった。