幼馴染はどこまでも俺様過保護
翌日、隼翔が出掛けようと言って、どこに行くとも聞かされずに、私は車に乗せられた。
「隼翔、仕事そんなに休んでいていいの?」
私もそろそろ会社に復帰したいが、アクセサリーを作らなくてはいけなくて、今後どうするのか隼翔と相談もしなくてはいけない。
「ああ、大丈夫だ」
「ねぇ、私の会社復帰なんだけど?」
「それも含めて、今からある場所で蒼海に話したい事がある」
そう言われて連れて来られたのは、おじ様が入院していた病院だった。
どうして?…
おじ様は元気で、今日も少し会社に顔を出すと言ってた。
じゃ誰の為に?
まさか…
「隼翔!どっか悪いの?」
隼翔は違うと言って、車を降りると私の手を繋いで入院病棟へと向かった。
誰か入院してるの?
お得意様?
それなら、カジュアルな格好ではなく、スーツを着てくるだろう。
じゃ、誰に会いにに来たの?
連れて来られた病棟は特別病棟。病室のドアをノックするが返事は無く、隼翔は構わずドアを開けた。
入り口から遮るように閉められたカーテンを開けると、機会に繋がれた痩せ細った中年男性。
「………」
私は踵を返し、急ぎドアへと向かう。