Bule Sky
いつもの放課後
いつもどうりのHRが終わり

いつもどうりの帰宅準備を済ませていたあたしに、いつもどうりのあの甲高い声が聞こえてきた。

「美空~!今日、合コン行かない??」

そう聞いてくるのは、高校からの親友、上野唯菜(ウエノユイナ)

「行かないよ。あたしは男には興味ないから。」

そう冷たく答えたのは、あたし小西美空(コニシミソラ)

「えぇ~!行こうよ!合コンっていってもカラオケ行くだけだから。ねっ!」

がすがりついてくる結菜。

「あのねぇ。行かないって言ったら行かないの!それにあんたは優也っていう彼氏がいるでしょ!?」

平田優也(ヒラタユウヤ)すぐ近くの男子高に通っている。結菜の彼氏であり、あたしのお馴染み。

「だって、最後の夏の大会前だからって、最近部活ばっかして、相手にしてくれないんだもん!!ねぇ!美空お願い!!今度、おごるから!!」

「絶対!?!?それ、ハーゲンダッツでもいいの??」

「えっ??うん。絶対ハーゲンダッツ!!」

いくら嫌いな合コンでも大好物のハーゲンダッツが出てきたら、そりゃ…

「行く。」

「えっ!ほんと!?」

いきなり態度を変えたあたしにびっくりしてる結菜。

「絶対ハーゲンダッツだからね!」

「分かったてばぁ~!じゃあ行こ!!」

あたしの腕をグイグイと引っ張る結菜。

「痛いよ!そんなに引っ張んなくても、逃げないから!!」

「一応ね。てか、遅刻してんだから、急ぐよ!美空!」

唯菜はそう言いつつ、携帯を鞄から取り出し、

「もしもし~?ミカ?もうすぐ行くから!うん。あたしの友達も一緒だよ。202号室ね!?分かった~」

電話をかけていた。

なんて器用なんだ…(笑)

「ねぇ。その合コンって何人居るの??」

「知らないよ♪♪」

「知らないの!?」

「知らないよ。だってあたしが知ってるのはミカだけだもん♪♪」

「はぁ!?」



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