Bule Sky
その後もずっと文句を言い続けたあたしだが、

「ハーゲンダッツおごらないよ!!」

という言葉に負け、結局目的のカラオケ屋さんに着いてしまった…

「あった~202号室!!」

一人はしゃいでいる結菜。

「も~やめない??」

多少、気後れ気味なあたし。

「いいから!行くよ!美空!!」

―ガチャ…

♪~♪

そのドアを開けた瞬間、勢いよく、最近の流行の曲があたしの耳に入って来る。

「美空?早く中入ろうよ~♪♪」

「うん…」

部屋の中に入ると…

「結菜!?美空!?」

「なっなんで優也がここに居るの~!!」

流行の曲に書き消されつつも、結菜の驚いた声が部屋中に響いた…
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