rabbit vanira
「み、見えない…」


「うふふ♪ありがと。」


「綺麗ですね。」


「やだー!羽咲ちゃんも可愛いじゃない!羽


咲ちゃんのお友達ちゃんも美人な顔ねぇ!」


「あ、ありがとうございます。」


「こいつ、メイクアップアーティストなんだ


よ。」


「うふふ。人を綺麗にするのが好きなの。そ


うねぇ…羽咲ちゃんにはピンクのチークがい


いかしら。」


「いいんだよ。羽咲は今のままが1番可愛い


から。メイクしなくても。」


「あらっ♡羽咲ちゃんにゾッコンなのねぇ」


「ゾッコン!?」


「…悪いかよ。」


「もう!相変わらずお口が悪いんだからっ」


「お前は変わったけどな。」


「そぉ?今も昔も少女の心は持ってたわよ」


「どうだか。」


本当に仲良しなんだなぁ…


なんか、宇佐木さんの新しい一面が見れた


気がする。


「そうだわ!羽咲ちゃん、お友達ちゃん!一


緒にお茶しない?」


「あ、はい。」


「ごめん!羽咲。今日病院なんだ!」


「あ、そっか…」


「すみません。せっかく誘っていただいたの


に…失礼します!」


「バイバイ!愛菜!」


「じゃあ、行きましょッ!あ!南はだめよ!


女子会なんだから!」


「女子って…お前」


「女子会っ!行きましょう!」


そういうと、白薔薇さん(?)は私の手を引き


歩き出した。
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