rabbit vanira
「ありがとう、ございました…」


優さんは家の前まで送ってくれた。


「うんん。大丈夫。また何かあったら呼んで


ね。南に話しづらいこととか。」


「はい。ありがとうございます。」


「じゃ、行くわね。」


そう言って帰っていった。


宇佐木さんの過去。


何も知らない。


教えてくれない。


聞きたい。


でも、聞くのが怖い。


宇佐木さん。


あなたは過去にどんなトラウマがあるの?


もっと私にあなたを教えて欲しい。


もっと心の中を見せて…?
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