rabbit vanira
そして、はやばやと1週間。


私は優さんと、宇佐木さんと空港に来てい


た。


「本当に行っちゃうのね…寂しくなるわぁ。」


「ああ。でも、3年後に帰るから。」


「ほら、羽咲ちゃん。」


「頑張ってくださいっ!待ってますね!」


「うん。ありがとう。」


宇佐木さんはそれだけいうとゲートに向か


って歩き出す。


「羽咲ちゃん。本当にいいの?」


「え…?」


「もっと言うことあったんじゃない?」


「そんな事…」


「今ならまだ間に合うんじゃない?」


「…私、行きますっ!」


私は宇佐木さんの向かったゲートへ走り出


す。


「全く、世話の焼ける子達ねぇ…」
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