rabbit vanira

｢…んっ…｣


｢あ、起きた。｣


｢あ…｣


｢おはよう。｣


｢ど、どうも…｣


どうやらまた、気を失ったようだ。


それにしても…


｢私、変な事言ってませんでしたか…？｣


｢いいや、全然。可愛い寝顔だったよ？｣


｢っ！｣


｢アハハ！動揺しすぎ。大丈夫。先生と話し


てたから、そんなに見てないよ。｣


｢そう、ですか。｣


｢…｣


｢ありがとうございます。｣


｢え？｣


｢ここまで運んでくれたの、あなたですよ


ね？｣


｢あぁ、うん。まぁね。｣


｢私、甘いものがダメなんです。｣