rabbit vanira
「バイバイ、気をつけてね!」


「明日ね、愛菜。」


私は愛菜と別れ、家へ帰る。


それにしても、久しぶりにお兄ちゃんの夢


を見た。


「ただいまー!」


「おかえり、羽咲ちゃん。」


私は祖母と二人暮らし。


父は幼い頃に交通事故で、それを追うよう


に母が病気で亡くなった。


残されたのは、私とお兄ちゃんの2人だけ。


その後、祖母に引き取られて世話をしても


らった。


今は、祖母だけが唯一の肉親だ。


そして、もう1人家族がいる。


「ただいま、ラビ。」


この子はウサギのラビ。


私の友達でもあり、話し相手だ。


クリーム色に近いような白で短めの柔らか


な毛を撫でる時が、1番の癒しの時間だ。
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