rabbit vanira
いきなり引き寄せられる。


後ろから抱かれる様な形になる。


ふわり。


あ…甘い、香り。


この香りは…


「だーれだ。」


「宇佐木…さんっ!」


「あたりっ。」


「宇佐木さん…」


「会いたくなっちゃった。」


思わず、涙がでる。


「羽咲…!?えぇっ!?なんでなくの!?」


宇佐木さんも会いたいと思ってくれてたん


だ…


「いや…嬉しくって…」


「俺に会えて?」


「はい…」


「!」


「え…」


「そんなの…ずるいだろ…」


「宇佐木さん…耳まで赤いですよ…?」


「誰のせいだと…」


「?」


「…天然タラシ…」


「?」


なんか、幸せだな…


その時。
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