隣の部屋にフランス人

「まぁ、でも、私には関係ないから。
ルイがチャラくても、チャラくなくても、
どっちでもいいよ」

「関係ないじゃない…」


やばいね。真剣に落ち込んでる、王子。

ちょっと攻めすぎたかな?


「リリー、俺のこと嫌い?」

「嫌いじゃないって!でも、
チャラい男の人は嫌い」

「難しい意味…」

え、何してんの、ルイ?

スマホで無料翻訳サイトを出してきたし!

「リリー、もう一回言って」

「いや、もういいって!気にしないで」


やだよ、翻訳機にかけられるの!


「リリー!」

「何?」

「リリーは俺のことチャラって思わないのために頑張る!」

「そ、そうなの…?」

「そう言えば、侍は女の人に触らないな!」

まぁ、そういう雰囲気は見かけないけど…

「じゃあ!」

バタン…

なんか…一人で決心して、納得して、出て行っちゃった…。
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