隣の部屋にフランス人
まじ…ですか?
これは、王子が私のことが好きという、
とんでもなく驚きの結末なのでは?
可能性ほぼ0だったことが
起きてしまったのか?!!
「リリーともっと一緒にいたいし、
もっと触りたい」
「さ、さわっ!!??」
なんと、大胆な!それとも、これは普通なの?
「俺、リリーの彼氏になってもいいのか?」
「でええ!!」
やば、びっくりしすぎて変な声出てしまった。
「でも、私、付き合うとかしたことなくて…」
「うん」
「よく、分からないんだけど…」
「大丈夫!リリーはかわいいから」
その理論成り立ってないし!なんだよ、それは。
「リリーは、俺の彼女なんだ!」
「は、はい…」
「やったー!」
見た目は超絶イケメンの王子様。
中身は結構可愛くて、時々天然。
そんなフランス人が
私の彼氏になってしまった。
そして、これから、ミルクチョコレートのような
甘くて濃厚な毎日が始まるなんて
誰が想像しただろう…