君の隣で


「はい!



じゃあまた月曜日に。」



「ん、じゃあな。」



私は市本さんの車から離れて家に向かおうとする。



「あ、相澤待って。」



すると、慌てて市本さんが私を呼び止めた。



「何ですか?」



「…い、いや何でもない。



…おやすみ。」



市本さんはなにかを言いかけたけれど、それが何かはわからなかった。

< 115 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop