君の隣で
「ということで、水井ホームはこれからも君たちに任せようと思う。
臨時チームだったメンバーも正式に編成しようと考えているのだが…。」
「……え「はい、よろしくお願いします。」
私の驚いた声にかぶって返事をしたのは市本さんだった。
「良い返事がもらえてよかった。
さっそくだが、派遣のメンバーも含めてチーム編成を考えてくれないか?
君たちのやりやすいようにで構わない。」
水井ホームの委託は部長にとっても、嬉しいことなのかもしれない。
人選から私たちの好きにさせてくれるそうだ。
「わかりました。今日の帰りまでに考えておきます。」