君の隣で


最近会社でも二人きりのときは、オフの浩輔が顔を見せるようになった。



「うん。」



私はそれをくすぐったく感じながらうなずく。



「楽しみだな、あ。」



浩輔は何かに気づいたような声を上げた。



「なに?」



私は不思議に思って、



「…何でもない。



それより、俺は出かけるより、遥とベッドでいちゃつきたいかな。」



浩輔は突然そんなことを言い出す。

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