君の隣で


「わかりました。」



よし、パンフレットを探すところから今日の仕事を始めよう。



「あ、遥先輩、僕、ここ二年分くらいの水井ホームのパンフ持ってますよ。



良ければ使って下さい。」



タイミングよく口を開いたのは上野くんだった。



「いいの?」



さりげなく助け船をくれる当たり、さすが上野くんだ。



「もちろんです。」



「ありがとう、助かる。」



こうして、今日の仕事も本格的に始まった。

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