偽りの姫
『イッテェ!何すんだよっ!
テメェ!ふざけんなっ!』

シュッ

サッ


『なっ!かわすんじゃねーよ!』


藍『…かわすなって言われても当たったら痛いじゃん』


『やっちまえぇっ!』

もー疲れたし殺気だそ
『…ろよ』

『はぁっ?なんっった?』

『いい加減にしろよって、言ったんだよっ!』殺気

ウゼーから殺気をちょっと出して言った

『なっんだよっ!テメェ何もんだよ!』

こんくらいでビビんなよ

藍『はぁっ言わなくちゃダメ?』

『いっ、言えよっ!』

藍『黒蝶って呼ばれてるらしい』
なぜ、らしい。かというと呼ばれてる事をつい最近しったから
意味は何も映さない真っ黒な瞳でケンカをするから

『こっ、黒蝶っ!?』

『やばくねっ?』

『おっ俺、知らねっ!』

あ、逃げたし

『ずりぃぞっ!』

あーあ残されちゃったっ

藍『で、どうすんの逃げてもいいけど』

『え?』

藍『逃げないでボコられんの?』

『でも…』

藍『逃げなくてもいいっていってんの』

『あっありがとうございましたぁっ!』

はぁっ

よく名も知れたものね
暇つぶしだったのに、人って弱いのね

< 3 / 152 >

この作品をシェア

pagetop