偽りの姫
藍『田辺 涼介…(たなべ りょうすけ)』

涼介『気安く名前で呼ぶんじゃねーよ!』

もう、名前で呼ぶこともゆるされないんだ、何にもしてないけどね…

藍『さすがに頭悪いんじゃない』

涼介『はぁっ!?ふざけんなっ!
姫乃をいじめたお前の方がよっぽど頭悪いだろっ!』

口に出てたし

つーかまだあのぶりっ子に騙されてるんだ〜
ちと、笑える

涼介も変わったな
いつからだっけ
姫乃が来た時からかな
あの頃はまだ可愛かったんだけどな

藍『で、結局何が言いたいの?』

ギャーギャーうっせぇ

涼介『此処には嵐龍の幹部たちが全員いるんだからなっ!
テメーをいじめてやるよ!』

藍『いいの?猫かぶりしないで?』

涼介『てめぇなんかに誰がするかっ!』

自分で猫かぶってるってことを白状したし

藍『で、いじめたとしても私はそんなのどうでもいいんだけど』

涼介『強がんなよっ!まぁせいぜいたえてみろよ』

ガチャ
バタンッ



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