こたつとお鍋とわたしたち
啓太が落ち着くと今度は私から手を繋いだ。


たまには言ってあげよう。


「啓太、好きだよ」


啓太は驚いてた。私めったに言わないもんね。


「ありがとう。俺は大好き」


そのときの啓太の笑顔は本当にカッコよかった。


それと私も大好きと言えばよかったか、と後悔してしまった。まあ、またの機会に。
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