再会は、健康診断で。
「死なれちゃ、困る……。まだまだこれから航と一緒にいたい」
「う、わ。うん、長生きするわ。この先、さらなる幸せが俺を待ってる気がする。かえ、めちゃくちゃかわいいこと言ってくれるし。俺も、かえと一緒にいたい」
真剣にそう言った航が私の頬に触れる。その手に促されるように顔をあげると、唇を塞がれて舌が絡む。
「かえ、大丈夫? ごめん、俺……そろそろ我慢も限界かも」
チュッと唇にキスされながらそう囁かれて、私は航の唇にキスを返しながら微笑む。
「うん、もう平気。ありがとう」
「……っ。あー……もう、すげぇかわいい。でも痛かったら我慢しないで言って。絶対ね」
そう念押ししてから、航がゆっくりと動き始める。
「かえ、平気? 足疲れない?」
我慢も限界だと言っていたのに、私の反応を窺うような慎重な動きに、航の愛を感じて幸せな気持ちになる。
「平気。航とこうなれて幸せだよ。本当に大丈夫だから、我慢しなくていい」
「うん。かえ、悪い。本当に、限界」
本当に余裕のなさそうな顔をした航が、貪るように私の唇にキスをする。