再会は、健康診断で。

『……西川がそれで孤立してたことも分かってた。だけど、西川のことを一人占めしたくてやめられなかった。謝って許される事じゃないのは分かってるけど、本当にごめん。俺は今でも西川のことが好きだから、できたらもう一度チャンスが欲しいんだ。今の俺を西川に知ってほしいから』


平根からの手紙を読んでいると、メールが届いたらしく携帯が鳴る。


平根からの手紙をテーブルに置いて、携帯を操作してメールを開く。


届いていたメールは、黒崎さんからのメールだった。


お昼のときに言っていた言葉は本気だったみたいで、デートしたいから予定を教えてほしいと書かれている。


私はそれを見て、ため息をついた。


黒崎さんは本当に、かっこよくて優しいと思うし……私の描いていた理想の人そのものだ。


なのなんで、黒崎さんからのメールより……平根からの手紙のほうがうれしいんだろう。


私は携帯をテーブルの上に置いて、平根からの手紙をまた手にとった。


それから、何度も何度も平根からの手紙を読み返した。




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