夏の夜の光

『ごちそうさま!』


私は夕御飯をすませると、足早にお気に入りの場所に向かった。


相変わらずシーンと静まった空気…

『まだ来てないんだ。』

私はとりあえず座ろうとすると後ろから冷たい物が首に当たった。

『わぁっ!…何?!』

後ろを振り向くとニタッと笑った貴斗が立っていた。


『どやぁ?びびったやろ』

貴斗は満足げにこっちを見ていた。


『ちょっと…本気で焦ったじゃん。』

私はちょっと怒った。

『ゴメンって~早く来たからちょっと遊んでただけやん!はい!コレ、ジュース!』


『ありがと…』

私はジュースを飲み始めた。
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