夏の夜の光
私はそう言った。その瞬間

ヒュ~… パーン。

どこからともなく聞こえてきたその音が私の声を書き消した。

『なんや?うわぁ!!みか上見てみ!花火や!』

『綺麗…』
私はそう言った後貴斗の方を向きなおして、
『今日はありがとう!また明日なぁ!』

『いいよ!明日も絶対来いよ!でっ?さっきなんかいわへん…』

『バイバイ!』

私はわざと貴斗の言葉の途中で帰った。

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