夏の夜の光
私は1人ぼんやりしていた。


『みかぁ~!!』

貴斗はひらひら手を降っている。

私もつられて手を降り返す。


『ごめん!待ったかぁ?』

『いや!今日は早めに来たから!』


『しかし…今日はいつもより人多いないかぁ~?』

『確かに…毎年梅雨の終わりってホタル多いから観光客って多いねん』


『そっか~梅雨も終わりに近づいてるかぁ…』

『うん…梅雨明けたら貴斗帰っちゃうやんなぁ…』


貴斗は私の頭を撫でて『そんな暗い顔すんなよ!まだ今すぐ帰るんちゃうからさ★』

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