初恋レター
そして、人がいなくなりその隙に先輩の靴箱のところに行き、手紙を靴の上に置いた。
そして、ダッシュで自分の教室まで戻り、自分の席に座った。
やった……。
ついに私先輩の靴箱に手紙を入れたんだ……。
達成感で胸がいっぱいだった。
他の人にしてみれば、ちょっとの出来事だけど私にしてみれば世界がガラッと変わった。
下ばっかり向いていた私が前を向けた。
私これからも少しずつ勇気を出そう。
先輩に少しでも近づけるように……。
「麻希マキー、帰ろー」
「うん!」