ビターチョコレート
「美羽子、知り合い?」
隣に座った優香が尋ねる。私は無言のまま首を傾げる。
こんな美形、一度会ったら忘れるハズがない。
どうして王子さまが私の名前を知っているのかしら。
眉根を寄せて脳をフル稼働させる。
「みずきだよ。赤城(あかぎ)みずき」
王子は自分を指差し名を名乗る。
聡明そうな大きな瞳…漂う気品…柔らかな物腰…
小さな男の子の姿が脳裏に浮かび上がり、リンクした。
「あ!」と私は大きな声を張り上げる。
「み…みっくん?」
王子、もといみっくんは形のよい唇の両端をあげてにこりと笑みを浮かべる。
「お久しぶりだね、みわちゃん」
私は口をポカンと開けてハニワ状態でかたまった。
隣に座った優香が尋ねる。私は無言のまま首を傾げる。
こんな美形、一度会ったら忘れるハズがない。
どうして王子さまが私の名前を知っているのかしら。
眉根を寄せて脳をフル稼働させる。
「みずきだよ。赤城(あかぎ)みずき」
王子は自分を指差し名を名乗る。
聡明そうな大きな瞳…漂う気品…柔らかな物腰…
小さな男の子の姿が脳裏に浮かび上がり、リンクした。
「あ!」と私は大きな声を張り上げる。
「み…みっくん?」
王子、もといみっくんは形のよい唇の両端をあげてにこりと笑みを浮かべる。
「お久しぶりだね、みわちゃん」
私は口をポカンと開けてハニワ状態でかたまった。