歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
ー次の日ー
私はいつも通り学校へ向かった。
しかしー…
「『star』の愛さんですよね?!」
「一言お願いします!!」
「桜井優さんとはいつから親交が?」
「何で知り合ったんですか?!」
学校の前には数十台のカメラマンが待ちかまえていて、すぐに周りを固められた。
学校…入れないし。
いろんなクラスの窓からは生徒が顔を出していた。
全校生徒か?…って人数。
「ちょっ…通して…」
もみくちゃになりながら声をだした。
まあ、その後学校の先生が助けてくれたけど。
学校の先生は、私が歌手活動することを認めてくれた。前々から担任は、私が歌を歌っていることを知っていたし、説得するのには大して時間はかからなかった。