歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』


「杉山さん、おはよう。」


玄関に入ってすぐ、げた箱の中の手紙の山を処理していると、神山君もちょうど来たらしかった。


「あ、神山君おはよ。昨日は撮影お疲れ様♪」


「ありがとう。今日はstarの撮影らしいね。俺と正吾は仕事あって行けないけど、初仕事頑張ってね。」

「うん。その後優と、打ち合わせだから忙しくなってきたよー。」


忙しくなってきたのはホント。撮影や雑誌の取材。そして新曲発表の為の優との打ち合わせでスケジュール帳は開きがないほどだった。



これ以上の仕事を、この間まで優が1人でやってたのを考えると尋常じゃなかった。


< 137 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop