歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』

「でも、このstarの人気は優のおかげだよ。」


「少しはあると思うけど、でもね。杉山さんのファンだって今急増してるみたいだよ。」


え?!嘘っ?!

神山君はそう言うと、私が抱えていた大量の手紙の中から数枚の手紙を掘り出した。


「『愛チャン可愛いし歌うまいし最高』『お似合い』『早く新曲が聞きたいな』……ほら。全部杉山さんに向けた言葉だよ♪」


「嬉し…い。」


それだけで、なんとなく頑張ろうって気がしてきた。



「ま、この学校も今日で最後だし、言いたいこと言ってからさよならするんだよ♪」


どこまでも神山君は優しかった。でも、この好きは友達としての好き。

loveじゃなくてlikeなんだよね。。。



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