歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』


愛の野郎何時間遅刻してんだ。


初仕事だっつーのに。




バタンッ!!





「おはようございます!!遅刻してすみません。……優っ?!」


おそらく、俺は今まで見たことないくらい怖い顔をしているのだろう。

愛は、俺の顔を見て固まっている。



「遅い。合計1時間37分12秒の遅刻だ。」


「…細かいし。」

「愛何か言ったか?」

「別に。」


まじ、可愛くねぇー…


「もう、遅刻すんなよ。プライド持て。」

「うん。…ごめん。」

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