歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』











え……?









一瞬何が起きたのかわからなかった。


でも、今、優は私を優しく抱きしめてくれていた。


すぐに優は離れてしまったけど、まだ優のぬくもりは離れていなかった。

「ちょ…っ優っ。」


「これで、もう緊張しねーよ。」
ぽん



あの時みたいに。

カラオケで助けてくれた時みたいに、優は私の頭を優しく叩いた。




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