歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』


「だから、俺が星っつー奴の分まで一緒にいてやるよ。」

「…っ。ありがと。優。」


泣きながらコーヒーを口にあてる愛を抱きしめたかった。
数十分で愛は落ち着き、口を開いた。


「私ね、『star』ってユニット名好き。『star』って日本語で『星』じゃん?なんか見守られてる気がしてさ。」

愛は、えへへって、恥ずかしながら笑った。

「…ハズいなら言うんじゃねーよ。」

「なっ…!?褒めてあげたのにぃ!!」

「はいはぃ。じゃ、打ち合わせ始めるぞ。」

「はぁーい」


< 165 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop