歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
「だから、俺が星っつー奴の分まで一緒にいてやるよ。」
「…っ。ありがと。優。」
泣きながらコーヒーを口にあてる愛を抱きしめたかった。
数十分で愛は落ち着き、口を開いた。
「私ね、『star』ってユニット名好き。『star』って日本語で『星』じゃん?なんか見守られてる気がしてさ。」
愛は、えへへって、恥ずかしながら笑った。
「…ハズいなら言うんじゃねーよ。」
「なっ…!?褒めてあげたのにぃ!!」
「はいはぃ。じゃ、打ち合わせ始めるぞ。」
「はぁーい」