歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』



そう思っていても、唇と頬の熱は一向にとれなくて

自分の顔を鏡ごしに見つめながら、もっと考えてしまう。




優なんて美貌があれば、彼女なんてすぐできる…
軽く女性を落とせるんだから。



考えれば考えるほど、余計にマイナスな事しか頭に浮かんでこない。



「やっぱり…優は遊びでキスしたんだよね。」






「俺、遊びなんかでキスしないけど。」


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