歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
でも、一瞬にして隼人君の顔は、私から離れた。正確に言うと、優によって引き離された。
「お前!!愛に何すんだよ!!!」
優は、隼人君の胸ぐらを掴みながら暴言を吐く
「…杉山さんが優君を好きでも俺は諦めない。」
って!?隼人君何暴露しちゃってんの?!私が優好きなの優に知られちゃったじゃん!!
「…愛が俺をー…?」
「でも杉山さんの為に今は何もしない。…けどな、次泣かせたら力ずくで奪ってやるから。」
「じゃあ心配ねーわ。もう泣かせないからなぁ。」
優は、そう言うと、隼人君をそのまま放置し、それまでずっとポカーンとしていた私をホテルへ連れて帰った。