歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
いつも通りうるさい正吾だけど、今はその明るさが嬉しかった。
「おじゃまします。…でも、さすがに泊まるのは…。」
男の子の家だし。
神山君とはハワイでいろいろあったし…。
「あんなに報道陣がいるのにどうやって帰るの?あいつらわしつこいよ。」
「隼人もそー言ってるから、愛ちんは俺っちと同じ部屋ねー♪」
「…ソファ貸してもらいます。」
さらっと正吾の言葉をスルーして、私と神山君は家の中へ入っていった。