歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
愛に会えた瞬間体の力がふっと抜けた気がしたんだ。
「愛ー…。俺、今から会見なんだ。ここで見てて。俺の姿。俺が愛に伝えたいこと全部言うから。」
「え…。」
愛は、また急に戸惑った顔になった。
「なんだよ。せっかく飯作ったのにな。」
「隼人悪い。」
「早く行けよ。テレビ付けたら主役が居ない会見会場が写ってるぞー。」
あぁ。
いかなきゃな。
ちゅ…
俺は、愛にキスをして会見会場に向かった。