歌姫~♂王子と姫♀のLast love~『完』
♪~♪ー…
携帯の画面には、愛の名前が映る。
「…はい。」
内心ドキドキする。
つきあってるとはいえ、あまり愛から電話がくることはなかったから
『優??ー…明日早いのに起きてたんだ。』
「そっちこそ。どした?」
『んー。なんか寝れなくて。優の声聞いたら寝れそうな気がしたの。』
こんなに弱気な愛は久しぶりだ。
「愛ー…歌ってくれないか?」
『ー…え?』
なんだか、愛の歌声が聞きたくなった。