いない君に手紙を書く。

なのに、あたしの頭から君が離れないのはなんででしょう。

君があたしの頭に住み着いてるのかな。

少し、嬉しい、という気持ちだけど、

ちょっと、違うような。

不思議、な気持ち。

ほら、まただ。


また、芽生えた。


君ってほんと。

好きになりそうになる・・・ね。

あ、それとね。

君に、ブレスレットとネックレスを買ったんだ。

ちゃんと男用だよ。

ずっと、丁寧にしてるからね。

ずっと、丁寧に扱ってあげるからね。

永遠に、ね。

――――

――――――――

『知ってた?

あたし、三年間、学級委員だったんだ。

君は知ってるかな。

ずっと、同じクラスだったんだよ。

覚えてるかな。』
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop