いない君に手紙を書く。
『つまり、つまりは。
君と一緒に居たいってこと。
変じゃないでしょ?
今まで、君と一緒にいた女たちのこと、なんとも思ってなかったのに。
なんかね、今、すごく、君を独り占めしたい気分なの。
これって、ヤキモチ?
あたしってこんな幼稚なこと、するんだね。
君の知ってるあたしじゃ、思いつかないでしょ。
ね?ね?
あのね、昨日。
すごいことあったの。
交通事故だって。
しかも、学校の前だって。
怖いね、怖いね。
なんでかな。
君なら、あたしを。
守ってくれるもんね。
ずっと。
あ、けど。
今は無理なんだよね。
ごめんね?』