丸・三角・四角
第1章 今までのこと
「しゅん!...しゅーーーーーん!」
朝はいつも忙しい。
目が覚めたて時計を見ると予定の時刻より何10分も遅れている。
急いで着替えてしたに降りると、
仁王立ちしているあいつがいる。
「遅い!遅刻するよ!」
「朝からうるさい。」
朝は基本的にテンションが低いのに、あいつは朝からテンションが高い。
「瞬!毎日来てくれてるんだから、感謝しなさいよ!」
母にさえも認められているあいつ。
あいつとは、
幼なじみの木下 愛李だ。
「ほら行くよって!」
「いてててててっ、いてえって!」
耳を引っ張られながら、学校へ連れていかれる。
「おばちゃん行ってきます!」
「行ってらっしゃーい」
これが俺の毎日。
そして、これが俺の当たり前の朝。
ずっと続くと思ってた。
思ってた。
思ってたはずだった。
まさか、あんなことが起きようとは。