もしも明日が見えるなら


亮介が帰ってきたのかと思った真希は、インターホンも確認せずにドアを開けた。



ガチャ



「おかえりー、亮介…?」



「ふふっ…ただいまー!」



鼻で笑った後、空気を読んだ返答が元気よく返ってきた。



そこには秀太と同じ学校の制服を着た見知らぬ男が泥だらけで立っていた。



さっきまで降っていなかった、雨が降っていてそれのせいだと察した真希だったが…。



ガチャン



「え!?」

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