もしも明日が見えるなら
真希はドアを勢いよく閉めた。
向こう側の男の人は唖然とした。
ドタドタ ドタドタ ドタドタ
「秀太ーーーー!!!!!」
真希は勢いよく階段をかけ上がった。
「んー?さっきのチャイム誰だった?」
スマホをいじる秀太の服の胸を掴み……。
「ヤバイ奴が来た」
嫌悪感たっぷりの真希に秀太は圧倒された。
「お…おぅ」
「何か泥だらけで秀太と同じ制服のコスプレをした学生ぽい人が!!!」
「んんーーーそれは俗に言う高校生ってやつじゃないか?」
そうこうしているうちに、再びチャイムが鳴った。