彼氏様は俺様彼氏♡〜永遠のlove〜
「あ、そうなんですよ」
「大変そうだね、送ってくよ家まで」
「え?いいえ、大丈夫ですよ!!」
いくらなんでも申し訳ないから断ったのだけど、陽菜さんはしつこく「いいの、いいの。ほら、車に乗って?」と言ってくれたからお言葉に甘えた。
「ってか夏弥ちゃん、高校生だったんだね〜
戒と婚約してるって言うから、戒と同い年くらいかと思ってたんだけど」
「え?老けて見えますか?」
戒と同い年くらいと思ってたって、私老けてるのかな?
でも前に戒、童顔って言ってたような……
「ううん、見た目は童顔だと思うよ?」
「じゃあ、なんで……」
「戒、年下とかあんまり好きじゃないから。
ましてや高校生なんて、昔の戒じゃ考えられないわ〜」
年下好きじゃない……?
じゃあ、私は……?
「あ、でも安心して大丈夫だと思う。
戒が変わったのは貴女のおかげね。
あんな優しそうに夏弥ちゃんを見つめてる戒、昔じゃ考えられないもの。
だから、夏弥ちゃんは不安になる必要ないわよ?
愛されてるよ、ちゃんと」
陽菜さんは、私が不安になったことを察したのかそんなことを言ってきた。